第2回情報交換会が開催されました
開催基本情報
- 日時:令和2年1月14日(火)13:00~15:00
- 場所:ホテルルビノ京都堀川
- 出席:森林組合・素材生産・木材市場・製材加工・流通・工務店各事業体 16名 コーディネーター 1名、 林野庁他関係団体 4名、京都府林業振興課 1名 事務局 3名 オブザーバー 10名
次第
- 主催者挨拶
- 林野庁挨拶
- これまでの経過説明
- SCMデータベースシステムの説明
- SCMの課題対応について
- 意見交換
1.主催者挨拶、2.林野庁挨拶
京都府SCM(サプライチェーンマネージメント)推進フォーラム 辻󠄀井会長より開会の挨拶がありました。
続いて、林野庁木材産業課企画班 井口課長補佐 よりご挨拶をいただきました。
3.これまでの経過説明
事務局より、第1回情報交換会の内容の振り返りと、
現在の京都府SCM推進フォーラムの登録状況の報告がありました。
4.SCMデータベースシステムの説明
一般財団法人日本木材総合情報センター 永井 寛 国内情報部長より、
「SCMデータベース」について説明をしていただきました。
データベースの名称が「木材SCM支援システム『もりんく』」決まりました。
今後もりんくをどのように活用してけるか、
京都府SCM推進フォーラムの参加者の皆様とともに考えていきたいと思います。
続いて実装される機能についての説明がありました。
まずは下図の赤枠部分が作られているとのことです。
コミュニケーション機能や需給調整支援等、気になる機能が並んでいます。
さらにもりんくを使ってどのようなことができるのかの具体例が示されました。
現在「木材SCM支援システム『もりんく』」の事前登録が開始されています。
事前登録を希望される方は京都府SCM推進フォーラムへの登録へ
後ほど登録された方へ事前登録用のリンクをお送りします。
5.SCMの課題対応について、6.意見交換
事務局より、前回の意見交換会で出された課題に対してどのように対応すればよいかの案が説明されました。
- 川上の立木資源の情報を共有して川下の特注材(長尺材)の需要に対応できないか
- 京都木材加工ネットで床材(フローリング)、壁材(腰壁等)の規格標準化と参考価格の公表が出来ないか
- 府内産木材が入り込めなかった非住宅分野(ホテル、複合商業施設等)への需要開拓ができないか
その後その案を元に意見交換会に参加された方へ意見をいただきました。
- 京都のスギはボタン材が多いが、そのような材も京都府が認証して地元産材として活用できないか
- 立木の情報を集めるには調査が必要だが、費用対効果が見込めないので動けない
- 調査費用に森林環境税は使えないのか
- 森林組合では組合員(森林所有者)がいるので、積極的な情報提供はできない
- 造作材の参考価格の公表は可能だと思う
- 民間物件ではコストが合わないと木質シートでの化粧になってしまう
- 設計士は木質化に注目しているので引き合いはあるがコスト的に難しいのが現状
- ヤング係数や含水率を大体でよいのでストック情報を共有してほしい
- 設計の段階で木をどうやって活かしていくかは設計者の妙であり、川下としては木を求めている
- 非住宅や公共物件の主導権は設計士にあり、設計士に対して川上や川中の情報提供をしていく必要がある
今回も様々な意見を伺うことができ、大変有意義な情報交換会となりました。
情報交換会は川上から川下が一斉に集う貴重な会議なので、
今後も活動を継続していければと思います。
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